たかがリウマチ、じたばたしない。

2015年に急性発症型の関節リウマチと診断された中高年男子。リハビリの強度を上げつつ、ドラッグフリー寛解≒実質完治を目指しています。

時の手ざわり

「ハート・プラス」マークを淡々と使う 《追論》

これは 「ハート・プラス」マークを淡々と使う その1/2 と 「ハート・プラス」マークを淡々と使う その2/2 の続きです。 ξ 妻がいちばん美しかったのは、子どもを身ごもり 自宅から車でそう遠くない 北国のなだらかな丘陵の タンポポが咲き乱れる季節の …

夫婦のきずなと命について  

ξ 新聞記事だったのか何かの本にあったのか忘れたが 死期が近くなった夫が 「生まれ変わったらまた君と出会いたい」 と語ったところ 妻は、ゾッとして実に嫌な気分になったという趣旨の文章が記憶に残っている。 よくわかる気がする。 哺乳類の子供は好奇心…

続々・「男はつらいよ」の遥かあと、別れの空虚について小論

これは 続・「男はつらいよ」の遥かあと、別れの空虚について小論 の続きです。 ξ 戦後復興、高度成長の途上で 低収入や長時間労働や生まれの違いによる強固な身分差のなかで損なわれた私(し)のココロは 仁義やなにわ節やアウトローに擬した情緒的解放の時…

続・「男はつらいよ」の遥かあと、別れの空虚について小論

これは 「男はつらいよ」の遥かあと、別れの空虚について小論 の続きです。 ξ もし抱えている日常が、過労や過度のストレスの原因とならないのであれば、いくらか嫌な業務であっても、規則正しい毎日をもたらすものとして受け容れたほうがいいと思う。 朝、…

「男はつらいよ」の遥かあと、別れの空虚について小論

ξ 映画「男はつらいよ」が1969年に第1作が公開されてから来年で50年、そこで「50周年プロジェクト」なるものが実施されている。 渥美清の過去映像を用いながら50作目も製作されるそうだ。 また最近、BS民放で再放送(たぶん全49作、1969~1997)され始めて…

心を膨らませ続けて破裂しそうなることはない &「大恋愛~僕を忘れる君と」

ξ ひととおりの自己抗体の検査などで、たいした異常がないとすると自己免疫疾患とは限らない。 また、3ヵ月もCRPが正常値に入らないとすれば、急性炎症とは考えにくく身体のどこかで慢性的に炎症が起こっていることになる。 ベーチェット病やクローン病のよ…

ワタシたちのロス率 と 7割のヒトの幸せ  その4/4

これは ワタシたちのロス率 と 7割のヒトの幸せ その3/4 の続きです。 ξ 株価チャートでも見るようにGoogle Search Consoleのクリック数の推移を眺めてみると相変わらず増加しています。*1 また、Google Search Consoleの期間設定にならって直近の過去28…

アクセス急増に、初めてGoogle Search Consoleを試してみる

ξ この8月半ば、3万を超えるアクセスをいただいています。 1万超えのお知らせがはてなからあった頃から、アララと思い、ワタシのような低位安定型ブログでも「アクセス解析」をよく眺めるようになりました。 直近のアクセス元はGoogle検索がトップで50%を超…

『劇場版コード・ブルー』への走り書き

ξ 『劇場版コード・ブルー』を観てきた。 混雑を避けようと、わざわざ平日を選んだのに、大きな見込み違い、夏休みでチケット売り場は長蛇の列だった。 ほぼ満席で、(見守り隊の)妻とは離ればなれになる席しかなかったので、次の上映回にずらした。 事前に…

偏差値105とは、どんな世界か 

標準正規分布がもつ確率密度関数(Wikipediaから) ξ 僕の好みに過ぎないが、現在、新聞を購読していない。暇な週末にコンビニで買うことはある。テレビのニュースもほとんど見ていない。 気になるニュースがあれば、ネット検索のほうがはるかに速い。そのう…

「ハート・プラス」マークを淡々と使う  その2/2

これは 「ハート・プラス」マークを淡々と使う その1/2 の続きです。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180320/k10011372351000.htmlから ξ 卑弥呼のような神官が支配していた古代は、病気や怪我や障害は祖先の因果応報(それは神による罰)などと考え…

「ハート・プラス」マークを淡々と使う  その1/2

ξ 電車に乗ってた。 優先席にヤンキー風な人が座ってた。 杖をついたお年寄りの方が入ってきた。 スーツの人がヤンキー風な人に注意をした。 ヤンキー風な人は渋々席を譲った。 お年寄りはスーツの人にお礼を言った。 ・・・・・ ヤンキー風の人は電車をおり…

カーリング女子 「そだねー」と「そうだね」

スポニチアネックスから ξ ピョンチャン・オリンピックが終わった。 韓国とは時差がないので、テレビを見ることができる夜に予定されている競技はライブで観ることができた。 結果が分かっている競技の録画はたいして面白くない。 このため、圧倒的にスピー…

「教育」から、逃がせ子供を!

NHK NEWS WEBから ξ かつて、子ども(男子)が幼稚園に入って、しばらくシュンとして帰る日が続いた。 人生最初の他者(=親)と築いた人間関係では、王様のように君臨して過ごせたのに新しい小共同体では通じなかった。 子どもは、新たな小共同体で「先生」…

大人になること、子どもでなくなること  その3/4

これは 大人になること、子どもでなくなること その2/4 の続きです。 4.「なにものか」でなくてもよい場所 大阪で「なるにわ」という活動をしているNPO法人がある。 その活動の趣意は次のようである。 www.foro.jp いまの世の中、なんだか、みんなが値踏…

大人になること、子どもでなくなること  その2/4

これは 大人になること、子どもでなくなること その1/4 の続きです。 3.「子どもでなくなること」と 希望 今のところ、「大人」・「子ども」・「マジョリティ」・「マイノリティ」・「成長」などの言葉について、僕はその定義をはっきりさせないまま用い…

大人になること、子どもでなくなること  その1/4

『リベンジgirl』公式サイトから 1.『リベンジgirl』のあとに 今年の下期は、週末の雨模様ばかりでなく、体調不良や再び杖に頼るような足の痛みが続いて 絶好のシーズンにゴルフから遠ざかってしまった。 もう走ることまで望まないが、ワイワイとやる運動…

「Tシャツ売り上げ 最大になる価格は」《箸休めです》

ξ 昼食のため時々行く中華屋にはいくつか新聞が置いてある。 いつもの置き場所に残っていればたいてい手に取り、注文した定食が届くまで眺めている。 12月5日付朝日新聞(写真)の1面は、「脱・暗記 考える大学入試」との見出しで、2021年開始の共通テスト…

東京なんかに負けるなよー! その2

これは 東京なんかに負けるなよー! その1 の続きです。 ξ 東京から離れた「北の都」として、辛うじて残っていた温和なおっとりとした雰囲気は、いまや札幌駅周辺には全くみられない。 東京と変わらないスキのなさ、時間の刻み方だ。 札幌は、東京に圧倒的…

東京なんかに負けるなよー! その1

ξ 僕は、この新聞記事をずっと考え続けている。 しかし、まだしっくりとこない。 熊谷: ・・・誰もが「これほど有能で社会に有益である」という理想の自分と、現実の自分にはギャップを抱えている。 そのギャップを生きるには、3パターンしかありません。 …

時代の粗雑さに負けない その2

これは 時代の粗雑さに負けない その1 の続きです。 ξ 北朝鮮からミサイルが続けて日本上空に飛ばされるようになった。このため、学童が「防空頭巾」を被りながら避難訓練をしている姿もニュースになった。 また、衆議院の臨時国会中の解散がはっきりしてき…

時代の粗雑さに負けない その1

ξ 「がんと闘うな」で有名な近藤誠医師の食事への姿勢は、別に変ったものではなく真っ当な主張*1に思え、療養中の身にとって参考になった。 しかし、その本には釈然としない部分もあった。当時の違和を振り返れば、次のようなものである。 作家の曽野綾子さ…

レディー・ガガと線維筋痛症

ξ 記事を書いてみたいという衝動が訪れ、頭の中で仕上がり、あとはキーボード作業に移していくだけというような時に、突発的にオッというようなニュースに出会うことがある。 きょうは、レディー・ガガが線維筋痛症で演奏活動を休むというニュースがそれだっ…

スキだらけの人生

ξ 僕らはone wayの人生以外に選択肢はない。 この取り返しのつかない感じが、生きることの切なさを普遍的に生み出す理由になっていると思う。 身近な他者にもエンターテインメントにも、この同じ切なさを感じて慰藉されることがある。 農村に育った僕は、殺…

「大人の発達障害」への走り書き

ξ 少し前、発達心理学関連の本を読んでいたら、アスペルガー症候群のセラピストの事例が出ていた。 リハビリ対象のヒト(患者)の体験をイメージして追体験することがほとんど不可能だそうである。 しかし特定の疾患に対して有能なセラピストとされていた。 …

「人は見た目が100パーセント」と言って遊ぶ

(写真は番組サイトから) ξ 「依存症とは人に依存できない病」(国立精神・神経医療センター 松本俊彦氏)だという。 他者という依存先が必要なのに、ある種の我慢強さ、完璧主義が他者の許容レベルを超えていると、他者と気持ちを分かち合えなくなる。 あ…

「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!」

ξ いまや闘病記という作品は難しい。 闘病中の知恵といった実用を求めるなら、すでにおびただしい数のダイアリー型の闘病記事がネット上で代替している。 また、稀有な難病で完治困難であること、苦しい症状に耐えていること、厳しいリハビリが必要なこと、…

フェイク、真実 & 「嫌われる勇気」

ξ 現在の世界的なフェイクニュース騒ぎのなかで、“フェイク”健康情報として、大量の塩水を一気に飲んで腸内をキレイにするという「塩水洗浄」で体調を崩した事例が話題になっていた。 2月6日付NHK WEB版News Up(写真)では 体調を崩した人の「検索サイトで…

「耳の快」について―2万Hzを超えなくても

ξ 本格的な冬の始まり。 いずれ そこかしこにまだ雪が凍って、空は冷たいのに 同僚らと昼食に外に出ると 寄せる空気はたしかに春のもの と感じられるときがかならず来ます。 人生の多くを北国で過ごしてきた者にとって あのときほど終わったなぁと胸がおどる…

「自閉症の君が教えてくれたこと」

ξ 12月11日(日)に、「自閉症の君が教えてくれたこと」というドキュメンタリー番組がTV放映された。 www.nhk.or.jp これは自閉症の作家・東田直樹氏の最近の生活と心の動きを追ったものだ。 彼は重度の自閉症で会話は不可能だが、文字盤の前では言語表現が…