指の動きの不具合
日常生活で頻繁に使用するのは手指、手首なので、リウマチ初期とはいえ、その不具合は明らかに感じます。
相変わらずグーはできませんが、あまりグーの形を使うこともないので放置しています。
しかし、ペットボトルを開けるのは難しく常にオープナー使用です。
家庭用と外出用と複数使いわけています。
そのほかになぜか妻専用があります。妻もなんとなく用心し始めています。
みそ汁は、両手で持っても危ない気がするので、「チゲ鍋だ」といいながらスプーンを使っています。
コップ類は滑りやすいので必要以上に力が入り緊張します。
知人らとの暑気払いに出て盛り上がっていますが、ビールを注いだり注がれたりの瞬間は正直危ないです。
夜の痛みにヤレヤレ
夜寝る前に、手指(時々膝、足首)に湿布していますが、ズキンとした痛みで目が覚めることがあります。
それが、たまたま湿布していない場所だったりして痛みも消えないと、チッキショー!と思いながら起き出し湿布を追加します。
僕の場合、湿布(モーラステープ)は効きやすく15分程度で治まることが多いです。
当然次の日は、その場所に湿布を貼って寝ます。
今晩はどこが痛くなりそうなのか予測ができず、まるでモグラ叩きのような夜になるのはヤレヤレであります。
はっきりしない診断名
第1関節なら変形性関節症でリウマチとはいえない、とか先生方の格好のよいお話にかかわらず、指全体が腫れて痛くなるのが実態です。
第1関節、第2関節、第3関節全部痛いのです、しいて言えば第4関節は痛くないかもしれませんと言ったら、どういう診断名がつくのでしょう。
CRPやMMP-3の低下傾向が続いて正常値に入りかけ、大関節の痛みがあまり気にならなくなると
手指の痛みだけなぜ従来のままなのか、何ともオカシいと思うようになります。
2系列のリウマチ治療
日本のリウマチ治療は、内科と整形外科の2系列があります。
しかしアマチュアには、リウマチ専門医(日本リウマチ学会)とリウマチ認定医(日本整形外科学会)の技能の違いもわかりません。
リウマチセンターを持つ病院のように各科専門医が同じ所属であることはごく少なく
ふつうは膠原病(リウマチ)内科か整形外科のいずれかのお世話になると思います。
リウマチセンターのような受診科を持つ病院に通院しているリウマチ患者は幸運かもしれません。
大病院になるほど軽く他科に回してくれることはなく(たぶん各科とも町のクリニック対応と思われるレベルで回ってくるのを嫌う)
要手術、要精検、要コンサルなどに限定され、内科医・整形外科医・関連科医が同席しているかのようなリウマチ治療を期待しても最初から無理だと思われます。
整形外科の診察では
そんなわけで僕は、あっさり整形外科にも指を診てもらいに行きます。
指の腫れ具合をみて一発で関節リウマチと言われました。
へバーデン結節やブシャール結節は、突き指で変形した関節が治る過程でそのまま固まってボコッと関節が出っ張った状態のようなもので
オタクのように指がムクむことはないとの「お言葉」でした。
これは担当医の変形性関節症との「ご意見」と、見事に対立しています。
ありふれた症状として付き合う
こうした結果にあわてることもありません。
僕は関節リウマチ発症後に指症状が初めて出ていますから、仮に変形性関節症の症状であれ関節リウマチがスイッチとなるような関係性はあるだろうと思っています*1。
関節リウマチによる骨破壊が無い段階での指症状は、診断名の混乱があるように思います。
むしろ「リウマチ性指関節痛症」とか「関節リウマチに伴う指関節痛症候群」とか既存の整形外科的な疾病名と区分してくれれば患者はすっきりするような気がします。
担当医は、指関節を触診しながら「そのうちこの指も痛くなりますよ」と不吉な予言をしますから、きっとありふれた指症状なのでしょう。
イマドキのリウマチ医が、重要な目標「関節破壊を防ぐこと」をはずすとは思えないので、夜中にチッキショー!を時々は発しますが、淡々と担当医の治療方針に付きあっていくつもりです。*2