ξ
梅雨明け前のある朝、ご近所さんから、「ジトジトうっとおしいですねー、早くカーッとなってほしいですねー」と元気な挨拶を受け、おぉ、いいねぇ、こんなセリフ、俺もまた言ってみてぇと思ったのです。
でも、炎天下、所用で妻と出かけると結構疲れを感じます。
妻に訊いても、炎天下の外出はやはり疲れるというので、関節リウマチのせいだけとすることはできないようです。
以前は、休みの日でも次から次と用事や趣味を押し込んで夜中まで起きていて、疲れには鈍感をもってよしとしていたようです。
これでは気が付かないうちに疲労が蓄積するでしょうから、疲れを自覚できなかったこと、これが問題だったかもしれません。
バランス感覚の欠如です。
今は酷暑、酷寒の時期のアウトドアも避けるのが疲労蓄積を防ぐコツのように思っています。
つまりゴルフに再挑戦しても7~8月、12月~2月のプレイはもうしないことになるでしょう。
ξ
『カラダにいい!がカラダを壊す』(日本経済新聞出版社)という健康本を書いて健康本を批判しているトレーナー亀田圭一氏の発言は、オヤオヤといった感じかもしれませんが痛快です。
運動することは本当に体に良いのかと問いかけ、次のように述べています。
いまや、「有酸素運動はカラダによい」というのは、常識のように思われていますが、その“常識”もまた疑ってみる必要があります。
言うまでもないことですが、ランニング・ジョギングはいわゆる有酸素運動です。
酸素をカラダにたくさん取り込むことには、無条件によいイメージがあると思います。
有酸素運動もやり過ぎれば活性酸素過剰となる結果、身体に害を及ぼすのですが、
それ以前に運動に伴う「呼吸」の問題があるとしています。
そもそも、運動をすれば、必ず呼吸は速くなります。
運動の強度が上がれば上がるほど呼吸の回数も増えます。
そのたくさんの呼吸によって、カラダにたくさんの酸素が取り入れられているかのように思うかもしれませんが、実は1回の呼吸は浅く、カラダへの酸素の量は減っています。
呼吸が浅くなり、カラダが酸素不足になると、交感神経が刺激され、血管が収縮し細くなります。
そして、心拍が上がるので心臓が血液を送り出す拍出量は増え、その細い管の中を勢いよく血液が流れることにより、血管の内皮が傷ついてしまうと言われています。
結局、例えばビジネスマンの健康のための運動とは、
「固まって縮こまったカラダをほぐして、毎日リセットするというレベルのものでいいのです。(中略)ジョギングやランニングは趣味で楽しむのなら結構ですが、『カラダにいい!』と信じて無理にやるべきものではありません。」
と同氏は主張しているのです。
ξ
この主張はたいへん興味深く、それにヒントを得て寝る前の短時間手抜きストレッチを考えて実行し始めたのでいずれ書いてみたいと思います。
僕は歩くのがヘタなようで、以前から膝や股関節が痛むことがありました。
そのため残りの人生は、足の関節を「守る!」に方針変更(笑)して、
駅でもエレベーターかエスカレーターのみ、階段などは全く使わないようにし、最近の健康情報の常識に反しています。
速足ウォーキングやジョギングとは無縁、有酸素運動ゼロで過ごしているのです。
そのかわりリウマチ体操や軽量ダンベル体操といった「室内もの」は継続しています。
これだけで、外出しても膝や股関節が痛むことなくスタスタ歩けるまで回復し、逆に速足ウォーキングなどは本当に健康によいのかと、かねがね思っていたのです。
ξ
発病前・後の体重と体脂肪率の変化を示してみます。
- 体重 発病前 65~66kg 最近 68~69kg
- 体脂肪率 発病前 20%以上 最近 15.5~16.5%
体重は、発病後は規則正しい3食の生活下にあり、一時70kg超えになりましたが、現在は68~69kgにあります。
発病前より2~3kg増加しています。
体脂肪率は、家庭用体重計にくっついている測定器の精度はパッとしないそうですが、長期的な傾向を比較する分には問題がないでしょう。
発病前に20%を切っていた記憶はありませんが、最近は体重が増加した割に思ったより低くなっています。
歩く時や何かの動作のときに腰回りをはじめ全身がシッカリしてきたような自覚が確かにあります。
発病後に、積極的な有酸素運動で体を絞ることなど皆無ですから、軽量ダンベル体操のような「室内もの」だけの成果と思われます。
そんなわけで今の僕には、有酸素運動などクソクラエ!!なのです。