(写真:四国医誌69巻1,2号 7~16 APRIL25,2013 西良浩一『腰痛治療の最前線』)
ξ
就寝時のエアコンの温度設定が難しい。
長い間、就寝時は少し高めにしたりタイマーで切ったりという操作が身体に望ましいと思ってきた。
そしてお腹にタオルケットくらいで寝るのが良いのだと思ってきた。
しかしこれでは、明け方、暑さで目が覚める。
明け方はもっとも気温が低いのだというような話は、いったいどこの国の話なのかというくらい室温の下がりにくさを感じる。
そこで初めて、夜8時頃から25℃に下げることにした。そして朝起き出したら28℃に戻すことにした。
つけっぱなしだが「お掃除ロボット」型なのでフィルター掃除もしたことがない。
実は購入初期に張り切って半・分解状態にして清掃したところ、風向ブレードがうまく動かなくなりサービスマンから、もう触らないようにと言われ、それ以来エアコンに「お任せ」している。
さて、25℃設定の場合、布団をかぶって寝る必要がある。かつてしたことがない寝方である。
昔から思いっきり冷やして布団をかぶって寝るのが寝やすいという話は聞いていたが、真夏はタオルケットで、という長年の習慣に負けて試さなかった。
(寝室周辺の室温は、だいたい設定温+1~2℃、明け方は設定温くらいになっている)
とても快適である。暑くて目が覚めることがなくなった。小さな大発見である。
電気代が2倍になったりはしないだろう。目覚めたとき、今日もぐったりというような朝を迎えるよりましだと思った。
この場合、エアコンの強い風が直接当たらないように、風量・風向調整のほか仕切戸や布団(ベッド)の位置も考えることになる。
案外、たいへんである。
ξ
昨年の夏と、夜の症状に違いがあるのは、くしゃみがなくなったことである。*1
原因はよくわからない。生活は特に変わっていないからである。
薬での違いは、昨年の今頃はメトトレキサートを飲んでいたが、今は飲んでいないことである。
くしゃみは、身体の冷えに対し急速に温めようとする反応だという説によれば、免疫抑制剤の継続的な服用が身体を冷やしていたのかもしれない。
ξ
僕は男子にしては身体は柔らかいほうだと思っていた。
しかしリハビリ体操の前屈で床から10~15㎝も手指が離れてしまったことにびっくりした。腰痛を併発して曲げにくくはなっていた。
腰痛は、骨の構造異常モデルではなく筋筋膜性疼痛症候群の類だと思い、トリガーポイント療法やジャックナイフストレッチに取り組んでみた。
結果的にこれは当たりだった。
夜も眠れないくらいの腰痛は無くなったのである。
ジャックナイフストレッチは、夜寝る前のストレッチの一部だが、今は床に手のひらがペタペタ着いて腰が気持ちよく伸びている。
このストレッチの開始前に、手のひらで大腿部の裏側(ハムストリングス)、膝下の裏側(ふくらはぎ)を摩擦熱が発生するようによくこするとクニャッと腰が曲がるようになる。
なぜかわからないが昔から準備体操の前にこうしていた。気功法にルーツがあるかもしれない。
僕が1日48時間のような生活で忘れていたのは、バランスとかメインテナンスという言葉だ。
かつては「今日できることを明日に残すな」だった。
今は「明日で間に合うことは今日はするな」で自分自身のバランスやメインテナンスに時間を割いていることになる。
今のところうまくいっているようだ。