たかがリウマチ、じたばたしない。

2015年に不明熱で入院、急性発症型の関節リウマチと診断された中高年男子。リハビリの強度を上げつつ、ドラッグフリー寛解≒実質完治を目指しています。

夏の夜の加湿器で、ノドの痛みを防ぐ

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ξ

外を歩いていると、微かに金木犀の香りを感じるようになった。

まだ蒸し暑いが、異常な暑さは峠を越したようだ。

 

今年のような関東の夏は、家族の誰かが在宅している限り、エアコンは「24時間稼働」になる。

このためリモコンに触るのは

  • ちょっとした外出時は30℃に上げるようにする。戻ってきたら27~28℃に下げる。いちいち停止しては冷蔵庫を開けっ放しにしたのと同じ、電気代の無駄だろう。
  • 夜寝る前は、25~27℃に下げる。朝、起きだしたら27~28℃に上げる。

くらいの操作になっている。

 

ξ

しかし、明け方近くに、ノドの痛みを感じるようになった。

もともと呼吸器が弱いのでこじらすことを心配した。

このノドの痛みが何日も続いたので、マスクをして寝るようにしたが

暑苦しい、息苦しい、気が付いたら顎だけに掛かっていたり、ほとんど意味がなかった。

そのうち使い捨てマスクの紐をかけている耳も痛くなった。

行儀よくマスクをしたまま眠れる人もいるが、ワタシは無理みたいだ。

 

当然、エアコンの乾燥した風のせいだろうと、ついに冬用だった加湿器を引っ張り出した。

我が家には花粉、ハウスダスト、脱臭、除湿、加湿なんでもOKの空気清浄機はない。

またエアコンには除湿はあっても加湿冷房はない。

 

就寝前から夜間、加湿器の運転を始めたところ、アラッというほどノドの具合が変わった。

乾き気味の違和感はあるが明け方の痛みは無くなった。

こうして夜間の加湿器使用は、この夏、ずっと継続してきた。

マスクもしていない。

 

ξ

冬に暖房を入れれば室内の(相対)湿度は低下する。

昼間、加湿器を運転すれば、どんどん水蒸気が出ているのが目にみえる。

ところが夜間は(我が家の場合)水蒸気はほとんど出ていない。

翌朝に、給水タンクを見ても水はほとんど減っていない。

 

昼間から就寝まで 室温20℃、(相対)湿度50%だったとし

就寝中はエアコンを停止するものとし

明け方12℃まで室温が下がったとすると

湿り空気線図から概略

明け方の(相対)湿度は85%程度になる。

だから給水タンクの水はほとんど減っていないのである。

 

つまり冬は、夜間エアコンを止めてしまえば、(ワタシの)ノドが痛くなるほどの過乾燥にはならなかったようだ。

 

【 我が家の場合の空調設定―冬― 】

●就寝前まで

エアコン  温度  23℃

加湿器   湿度  50%(水蒸気ふんだんに出る)

●就寝中

エアコン  停止

加湿器   湿度  50%(水蒸気ほとんど出ない)

 

ξ

一方、夏の冷房は、除湿モードであろうがなかろうが冷凍機による限り「除湿冷却」になる。

室外機のホースから水が出ているとおり、部屋の水を汲みだして冷却しているようなものである。

夜間、乾燥したまま上昇しないこ(相対)湿度が身体に問題になる、と考えられる。

 

加湿器の取説には、エアコン据付側の低い位置に設置すると部屋の湿度を均一にできる、と記載されている。

これはエアコンがもっぱら加湿空気を巻き込んで部屋中に送風するからだろう。

 

加湿器の設置位置について、部屋の中央、床から××㎝とか細かくアドバイスするものもあるが、この理由でエアコン近くに床置きしている。

床置きすると乾いた冷気が這うせいか、加湿器搭載の湿度計では40%台前半を示す。冬場並みに乾いている印象だ。

 

【 我が家の場合の空調設定―夏― 】

就寝前まで

エアコン  温度  27~28℃

加湿器   停止

就寝中

エアコン  温度  25~27℃

加湿器   湿度  50%(水蒸気ふんだんに出る)

        

ξ

加湿器は、スチームファン式、床面積6~10畳用の小型のものである。

水は水道の浄化水を使用する。

エアコンは、騒音や直接風を軽減するため他室のエアコンを利用している。

  

加湿器内や給水タンクの清掃管理が、年間2倍に増えることになるが、エアコンの「24時間稼働」という最近の夏では、ノドが痛くなるよりずっとマシ、というところでした。