これは
の続きです。
ξ
WHOは、「疑われるすべての人の検査」を各国に求め、不足している検査キットの増産を促している。
こうしたなか各国ではドライブスルーによる検体採取が進んでいる。
ドイツ、韓国、イギリス、ベルギー、アメリカなどですでに実施されているようであり、アメリカの大型ストアの駐車場を利用した検査場の長蛇の車列の映像も流れている。
ドライブスルー検査をすると、検査希望者が殺到して偽陽性増のリスクがあり医療機関が混乱するというデマを流す人々もいるが
実態はそうではなく
- 医師に事前相談し、必要と認めた医師の許可が無ければ検査対象にならない
- 対象者は、町のクリニックと異なり他人との濃厚接触が避けられ、検体採取に特化した医師などは完全に防護対策された環境で作業する
- 採取後、24時間程度で対象者に報告される
というような流れである。
動画:「早くて簡単!」新型コロナのドライブスルー検査、ドイツなど各国に登場 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
このような仕組みを導入している国は、スピーディーに感染者(陽性)を把握することができ、その移動制限・隔離・治療の開始もスピードアップする。
こうして検査数が増えるのだから感染者数も当然増えるだろう(今後のアメリカも)。
日本は検査障壁により少なめに推移しているようだと誰もが思っているだろう。
また各国が発表した感染者数の分布や単純合計が、世界の感染実態を正確に示しているとは思っていないだろう。
ξ
3/11のメルケル首相の「専門家の見立てでは、ドイツの人口の60%から70%が感染する可能性がある」という記者会見は堂々たるものだった。
ヨーロッパ先進国の政治トップは発言のスケールが違う。
「人口の70%が感染する可能性」独首相 新型コロナウイルス | NHKニュース
日本の医療権力者のように、ここ1~2週間が感染のスピードを抑えられるかどうかの瀬戸際だ、などとチマチマ目先の話をしない。
ξ
新型コロナウイルス感染症に罹ろうが、感染者の80%は軽症であるというWHOの報告を(免疫抑制薬常用者としても)信じてみたくなる。
なぜなら、もし人類とウイルスの大きな「潮流」に巻き込まれているのであれば、抗体のないこの感染症にはかなりの確率で罹ってしまうだろう、と想像することになるからだ。
(感染に気付かないまま重症化しないで治っていく人々がいる)
だからこそ
(ワタシたちの)「自衛」策の淡々とした実行も
終息への(年をまたぐだろう)長期戦も
もはや腹をくくってやるしかないとフツーに覚悟できるようになる。