たかがリウマチ、じたばたしない。

2015年に不明熱で入院、急性発症型の関節リウマチと診断された中高年男子。リハビリの強度を上げつつ、ドラッグフリー寛解≒実質完治を目指しています。

減薬

メトトレキサートを休薬する ~ 2度目の休薬

※リウマチ関連記事なので、このブログにも転載しました。 ξ 2018年夏にCRPやMMP-3がパカンと上がって関節リウマチが再発(再燃)しました。*1 その後、だらだらとステロイドとメトトレキサートによる治療が続きましたが、今年2021年夏に再度休薬になりまし…

薬が飲みにくい、こうすれば錠剤は飲みやすくなる

※ リウマチ関連記事なので、このブログにも転載しました。 ξ 慢性疾患なので日常的な小さな闘病の工夫はいろいろあり、いまでも有効で継続していることもたくさんあります。*1 最近、薬(錠剤)が飲みにくいことに気付きました。 口のなかに薬がコロコロいつ…

低用量ステロイドの長期投与は安心してもよいのだろうか

ξ 2018年夏に、再び体調不良になってから、ステロイド(PSL)でCRPやESRの様子を見ていたが*1、順調に低下したとはいえず 2019年になって、両膝痛、両手のこわばりや左手指の腫れ・痛みが顕著になったので、関節リウマチの再燃とされ メトトレキサ…

青汁をやめたら関節リウマチがよくなったという話

ξ 標題は、一般向け医学書にあった記載である。 葉酸の働きを妨げることにより効果を発揮する抗リウマチ薬メトトレキサート説明の文脈で述べられたものである。 薬剤どうしの相互作用の危険のほうが数多くわかっているようだが、免疫抑制薬と食品との相性の…

制御しがたい心、デパスをやめた【断章1/4】

ξ いま僕は、夕刻 ヨドバシAkiba横のアーケード JR秋葉原駅と地下鉄日比谷線入口階段を結ぶ VIE DE FRANCE店外の椅子にいる。 旋回させた眼の先の 単調の靴 萎凋の鞄 何より みすぼらしく曲がった手 うっとうしい脳。 原色のディスプレイと 滑らかなフォント…

「寛解以後」の世界に、どう対処していくのか

ξ 11月の膠原病内科の血液検査の炎症マーカー(WBC、CRP、ESR、MMP-3など)は、虚血性大腸炎の発症からかなりあとだったこともあってか異常はなかった。 こうしてメトトレキサートの休薬はちょうど6か月になった。 処方は相変わらず頓服用NSAIDと湿布である…

休薬して再投与を「目指す」リウマチ治療

(写真:四国医誌 69巻1,2号 7~16 APRIL25,2013 西良浩一『腰痛治療の最前線』) 「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」のこと 朝早くに、目が覚めたなら ラジオ体操代わりのリウマチ体操である。 寝床の中の、全身の関節、特に手…

デパス離脱、私論

ξ はてなブログから1年前の記事について「ふりかえりメール」というものが来た。 ブログを始めて1年経ったお知らせみたいなものだろうか。 自分の病気に対する気持ちの整理のためのオボエガキに過ぎないものだったが、書くことの解放感もあり、とにかく1…

ステロイド、リンパ球、日和見感染症について

ξ 8月の通院時、久々に白血球分画を含む血液一般検査を実施しました。 PSL(ステロイド)中止後は、血液検査はCRPやMMP-3等いくつかの検査だけだったのです。診察後採血のため9月の通院日に結果を聞きました。 ステロイドは、リンパ球を減少させ、マクロファ…

ポリファーマシー(たくさんの薬を飲むこと)について

ξ エアコンをつけたままで就寝する日が続いています。 窓を開けて寝ればいくらかマシになるかもしれませんが、外の騒音が気になるのでエアコン頼りです。 別の部屋のエアコンをつけて直接は風があたらないようにしているのですが、くしゃみ、鼻詰まりが起こ…

やはりリウマチ治療薬の減量を目指そう

ξ 朝、布団のなかで、手指のあたたかさとふくらみを感じると、何ともいえない幸福感があります。 発病して以来、ずっと冷たくツンツルテカテカだった指の、第2関節に柔らかな皺が戻ってくると、同じ血が流れる自分の体なのだとあらためて感じます。 夏のせ…

寛解なのに痛むなんてあり得るだろうか(その2)

これは 寛解なのに痛むなんてあり得るだろうか (その1) の続きです。 ξ がんで放射線治療を終えた知人から連絡がありました。 治療の後遺症で関節が痛み、ある健康食品を飲んでみたところ非常に効いたので連絡してみたとのことでした。 半年以上ゴロゴロ…

寛解なのに痛むなんてあり得るだろうか(その1)

ξ この記事は、5月22日(日)夜に書き始めています。 今夜は満月なのです。よく晴れて南の空にあるのです。 カーテンを開けると部屋の床を低く奥まで照らします。 電灯を消して真っ暗にし、妻とカーテンを開けたり閉めたり、月あかりのかたちをいろいろ試し…

ステロイド、離脱のとき

ξ ようやくステロイド(プレドニゾロン)の離脱について記事を書ける時がきました。 ゴールデンウィークに入り、この1年のリウマチ治療の僕の姿勢を振り返ってみました。 ① 層の厚い標準的な治療を選択する。調べても治療効果のはっきりしない=エビデンスが…

食事について「近藤理論」は至極まともだ

ξ 「がんと闘うな」で有名な近藤誠氏は、『クスリに殺されない47の心得』(アスコム、2015年)を出版しました。 「近藤理論」を本書からの引用で説明すると、がんには本物のがんとそうではない「がんもどき」の2種類があって、本物のがんは治らないし、「…