たかがリウマチ、じたばたしない。

2015年初めに不明熱で入院、急性発症型の関節リウマチと診断された中高年男子。リハビリの強度を上げつつドラッグフリー寛解を目指す。そしてゆっくりとリウマチ治療について考えていきたいと思います。

秋と脊椎分離症とボルタレン

(afterwords 2/2) ξ 日差しがガラスからリビングを深く射す季節になりました。 これからどのくらい奥まで光が届いていくのでしょう。 夏より部屋が明るくなっていることに気付きます。 夏はカーテンをぴったり閉めて光と熱を遮断し 無味な空調音を鳴らした…

杖をついていたころ

(afterwords 1/2) ξ 退院後、病院に行くためには歩くことがマスト(must)でした。 しかし足首が腫れ上がって歩くのは容易ではありませんでした。 そこで近所の整形外科で医療用の杖(T字杖)を買いました。 いくらか長さ調整可能な穴が付いているやつです…

早期関節リウマチ患者の中間総括

ξ きょう木曜日は祝日、パラダイムシフト後の早期関節リウマチ患者の中間総括です。 かつて「NHKガッテン!」で早期関節リウマチの特集をしたことがありました。 当時、縁は無かったので観ていませんでしたが、関節リウマチの早期診断・早期治療の重要性につ…

患者たちの新しい流れ 『難病カフェ』

ξ 毎日新聞2016.10.30朝刊の記事です。 異なる疾患の難病患者たちが病名を問わずに交流する場が、各地に広がりつつある。キーワードは「難病カフェ」。 実際に店を開いているわけではないが、気楽に会話を楽しむスタイルで、当事者や身近な支援者ならではの…

リウマチ患者の心をもてあそぶな

ξ 心理(面から患者に接近して心のあり方を問題視する)療法家は、関節リウマチの原因は心に問題があるからと強調します。 これには根拠があるのでしょうか。 《病因》 完全に病気の原因がわかっているわけではありませんが、患者さんの免疫系(細菌などから…

「痛みって孤独が好きだよね」という官能性を超えて

「痛み随伴性サポート」と「社会的サポート」 慢性疼痛の研究の中では二つの種類のサポートの仕方があると言われています。 一つは「痛み随伴性サポート」と言われるものです。 痛んでいる相手に共感して痛みを取り除いてあげようという形で、相手が「痛い痛…

《ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」》を読み出す

一枚のグラフから 最近ある雑誌で、把握可能感と反芻傾向というグラフを見ました。 これは 自分の身に起きていることの規則性を把握できるようになるほど(把握可能感の横軸) 取り返しのつかない過去の出来事をくよくよと思い悩む傾向が低くなる(反芻傾向…

セレコックス、アセトアミノフェンを試す

ξ 血液検査ではようやく7月、8月と連続してCRPが0.1未満となりました。 同じくMMP-3は連続して2ケタを維持しました。 以前、花粉症で気管支炎(僕は呼吸器の炎症が多い)まで起こしていた時期の数値を見るとCRPは0.2~0.3ほどでした。 それでも当時の平常…

ステロイド、リンパ球、日和見感染症について

ξ 8月の通院時、久々に白血球分画を含む血液一般検査を実施しました。 PSL中止後は血液検査はCRPやMMP-3等いくつかの検査だけだったのです。診察後採血のため9月の通院日に結果を聞きました。 ステロイドは、リンパ球を減少させ、マクロファージの機能も抑制…

ポリファーマシー(たくさんの薬を飲むこと)について

ξ エアコンをつけたままで就寝する日が続いています。 窓を開けて寝ればいくらかマシになるかもしれませんが、外の騒音が気になるのでエアコン頼りです。 別の部屋のエアコンをつけて直接は風があたらないようにしているのですが、くしゃみ、鼻詰まりが起こ…

続・障害者施設殺傷事件に思う

ξ 相模原市の事件について、唖然とする論説を見かけるので再度書きます。 8月20日(土)付毎日新聞に、「障害者施設殺傷事件と≪パルシファル≫」*1という、特別編集委員を名乗る者の記事が載った。 障害者は不幸を作ることしかできないから、安楽死できる世界…

強い筋トレは「凝り」や「痛み」を増すだけ論

ξ 肩こりや肩の痛みの解消法に関連して、トレーナー亀田圭一氏は次のように述べています*1。 肩こりや肩の痛みでお悩みの方は多いことでしょう。その証拠に、都会ではマッサージや整体、鍼灸の店が次々に開業しています。ところが、そうした施術によって、肩…

リウマチ患者のゴルフ挑戦*練習場

新たなスイングスタイルで 熱中症に注意しながら7月からゴルフ練習場に通い始めたのですが、持っていくクラブは2~3本とすること、打数は100球以下とすることにしました。 100球以下とは発病前の半分くらいです。グリップには太さがあるので、逆オーバーラ…

リウマチ患者のゴルフ挑戦*基礎体力

ξ 梅雨明け前のある朝、ご近所さんから、「ジトジトうっとおしいですねー、早くカーッとなってほしいですねー」と元気な挨拶を受け、おぉ、いいねぇ、こんなセリフ、俺もまた言ってみてぇと思ったのです。 でも、炎天下、所用で妻と出かけると結構疲れを感じ…

障害者施設殺傷事件に思う

ξ まだ、その衝撃をどう表わしたらよいかわからないくらい動揺しています。津久井やまゆり園の45人(7月26日現在)を殺傷した容疑者植松聖(うえまつさとし)事件は、障害者を攻撃する深刻な思想問題になるかもしれないと注意深くニュースを追っていました。…

再び、指の痛みについて

指の動きの不具合 夏が来て、身体も心も行動半径が拡がると、こうした日常の心象の言葉が、遠くなったり急に湧きあがったり、不意な動きをするようになります。 それは僕の望んだ変化でもあります。 さて、日常生活で頻繁に使用するのは手指、手首なので、リ…

母が遺したもの、僕が遺せるもの

ξ 2004年1月公開の韓国映画『ラブストーリー』は、 「母のラブレター」と、死別した恋人の日記と、一枚の写真を、娘が発見するところから物語が始まります。 母が決して捨てられない記憶として戸棚の奥に、ずっと仕舞っていたものです。娘は、このラブレター…

『冷静と情熱のあいだ』から、飛ぶ

気圧変化と痛み 梅雨のような時期は、関節付近が急にズキンときて症状の悪化かと懸念するのですが、翌日にはあまり痛まなくなったり不安定さが目立ちます。気圧のせいかもと思えるのは、関節リウマチが安定期にある証拠といえます。 昨年の今頃は活動期の最…

病気と向き合うということ

ξ 最近、「BS1スペシャル ホースフレンド~人と馬・北の大地の再生物語~」(6月19日)ほど熱心に観た番組はありませんでした。 たいてい重苦しいドキュメンタリー番組は療養向きではありませんが、長く暮らした北海道の話題なので観たのです。 ξ 39歳の元花…

リウマチ患者のゴルフ挑戦*序

ξ 関節リウマチを発症してから読んだネット記事と言えば、ニュース以外は医療機関・学会関連のものばかりでした。最近、ブログ(日記型HP)を始めてからは、他の方のブログもいくつか読むようになりました。 もっとも、病気×(かける)リウマチというたいへ…

やはりリウマチ治療薬の減量を目指そう

ξ 朝、布団のなかで、手指のあたたかさとふくらみを感じると、何ともいえない幸福感があります。発病して以来、ずっと冷たくツンツルテカテカだった指の、第2関節に柔らかな皺が戻ってくると、同じ血が流れる自分の体なのだとあらためて感じます。 夏のせい…

寛解なのに痛むなんてあり得るだろうか(その2)

ξ がんで放射線治療を終えた知人から連絡がありました。 治療の後遺症で関節が痛み、ある健康食品を飲んでみたところ非常に効いたので連絡してみたとのことでした。 半年以上ゴロゴロ引きこもりもう定期収入もないので慎ましく暮らしてきて健康食品にハマる…

寛解なのに痛むなんてあり得るだろうか(その1)

ξ この記事は、5月22日(日)夜に書き始めています。 今夜は満月なのです。よく晴れて南の空にあるのです。 カーテンを開けると部屋の床を低く奥まで照らします。 電灯を消して真っ暗にし、妻とカーテンを開けたり閉めたり、月あかりのかたちをいろいろ試し…

鬱屈をためるより絶望しよう

ξ 4月の病院で、同じ診察室から呼ばれるのを待っているらしい僕より高齢のご婦人と会話しました。 手指が変形していたのでベテランのリウマチ患者と思われました。 それが小さなものであれ大きなものであれ、あまりに多くの絶望を繰り返してきたので、絶望と…

医療機関の地域連携は本当に必要だと思う

ξ 僕がPSL/day+MTX/weekで20㎎に達していた頃は、強い免疫抑制下にあったでしょうから、危ないなぁとは思っていて、「38℃以上の高熱のときは、すぐ近くの医療機関を受診するか主治医に相談してください」という注意書は、いつも気にかけていました。 ある日…

ステロイド、離脱のとき

ξ ようやくステロイド(プレドニゾロン)の離脱について記事を書ける時がきました。 ゴールデンウィークに入り、この1年のリウマチ治療の僕の姿勢を振り返ってみました。 ① 層の厚い標準的な治療を選択する。調べても治療効果のはっきりしない=エビデンスが…

足の皮膚症状とゴルフシューズ

ξ 足首や足の甲が見事に腫れて歩きにくい時期が続いたので、外出時、もっぱら履く靴は1種類に決め、紐を緩めて引きずり歩きをしていました。 他の靴は腫れた足ではきつく履けなかったからです。 ξ 関節リウマチになると、血管炎により手足の血液循環が悪くな…

患者からみた安保式免疫療法のオカしさ

ξ 安保徹氏が提唱する自律神経免疫療法は、自律神経のバランス(白血球の中のリンパ球と顆粒球の割合)を整えて免疫力を高め、病気を予防・治癒させる療法*1とされています。 免疫力とは何かについては以前、話題にしましたが*2、リンパ球と顆粒球の割合を整…

クスリの「近藤理論」は雰囲気を醸し出す

ξ 『クスリに殺されない47の心得』(近藤誠著)を読んでいると、いささか違和感を覚えるところがないわけではありません。 データひとつで、年間の売り上げが何百億円も左右されるのは抗がん剤も同じ。 僕は「抗がん剤で生存期間が延びた」とうたう世界の…

食事について「近藤理論」は至極まともだ

ξ 「がんと闘うな」で有名な近藤誠氏は、『クスリに殺されない47の心得』(アスコム、2015年)を出版しました。 「近藤理論」を本書からの引用で説明すると、がんには本物のがんとそうではない「がんもどき」の2種類があって、本物のがんは治らないし、「…